2024年12月24日火曜日

「花が生まれたよ」

今月19日の「根っ子の会」でのお話の一コマです

小学校の朝顔を育てる授業で

誰よりも先に芽が出て大喜びのA君

「見て見て、ボクの鉢に花が生まれたよ!」

するとお友達が

「えー、花が生まれた、だって。おかしいよ」

すかさず先生が

「そうだね、花は生まれるではなく

芽が出る、と言うんですよ」

それから1週間、A君は学校を休みました

後日、その時のようすを振り返り

分かったことがありました

その年の初め、A君はお兄ちゃんになったのでした

産まれた赤ちゃんはとても可愛くとても愛おしく…

育てていた朝顔も、A君にとっては

とても可愛く愛おしいものだったのです

なので、生まれるという表現をしたのでした

自分の主張をしたおともだち、

間違いを正してくれた先生、

誰が悪いのでもないのです

人それぞれの多様な感性

大事にしていきたいな、と思った勉強会でした