今月19日の「根っ子の会」でのお話の一コマです
小学校の朝顔を育てる授業で
誰よりも先に芽が出て大喜びのA君
「見て見て、ボクの鉢に花が生まれたよ!」
するとお友達が
「えー、花が生まれた、だって。おかしいよ」
すかさず先生が
「そうだね、花は生まれるではなく
芽が出る、と言うんですよ」
それから1週間、A君は学校を休みました
後日、その時のようすを振り返り
分かったことがありました
その年の初め、A君はお兄ちゃんになったのでした
産まれた赤ちゃんはとても可愛くとても愛おしく…
育てていた朝顔も、A君にとっては
とても可愛く愛おしいものだったのです
なので、生まれるという表現をしたのでした
自分の主張をしたおともだち、
間違いを正してくれた先生、
誰が悪いのでもないのです
人それぞれの多様な感性
大事にしていきたいな、と思った勉強会でした