公民館の本、
読んだことがおありですか?
かくいう私、
最近ではスマホばかりいじって
まともに本を読んでいませんでした。
久々の読書は薄い一冊をと・・・
だいぶ前に興味を惹かれた本を
公民館の棚に発見!
村田沙耶香著「コンビニ人間」です。
2016年芥川賞受賞作です。
大学生の頃からコンビニでアルバイトを始め、
卒業してからも30代半ばまで
ずっと同じコンビニでしか
働いたことがないという主人公の女性。
周りからどう思われようと
「コンビニ人間」として生きる
彼女の日常が、
ある男の出現で変化していくのですが・・・
コンビニで働くことに
この女性ならではの理由があり、
なぜ「コンビニ人間」なのか、
どういう日常なのか、
読み進めるとなるほど
そういう人もいるかもしれないと
妙に納得してしまうのです。
昨今よく言われる
多様性を認めるという意味で、
他者に思いを寄せるきっかけになる作品だと思いました。