11月10日(金)、日高邦博さんをお招きして
『主婦と主夫、かなで書けば同じ「しゅふ」』と題して講演会を開催しました。
あいにくの雨にもかかわらず、40名を超すみなさんにお集まりいただきました。
日高さんの奥様は、現在もボートレーサーとしてなんと40年間ご活躍されている日高逸子さんです。
逸子さんが長女を出産するのを機会に、添乗員のお仕事を34歳で退職され、「主夫」になったそうです。
現在でもあまり周りにはいない「主夫」ですが、その当時もお母さんたちばかりが参加する育児講座では、はじめは気が引けたそうです。
現在のようにスマホで情報を得ることもできない当時、知り合いのいない土地で初めての子育て、しかも男性・・・とわからないことだらけのなかでも、いつしか性別の垣根を越えて仲間になった育児講座のお母さんたちは大きな助けになったそうです。
「母親が子育てをするべき、父親は外で仕事をするべき」という従来の価値観を打ち破ってこられたことを、軽快な語りとギャグを織り交ぜたパワーポイント(スライド)で楽しく聞かせていただきました。
選択的夫婦別姓制度、男性の育休取得率のゆるやかな増加、などなど各々または社会が乗り越えるべき問題は山積みです。「ほれられる人とは何歳になっても可能な限り自分を磨き続ける人」と日高さんが言われたように、自分を磨いて良い変化を受け入れられる人間でありたいと思いました。